食事はもちろん、ベーカリーが美味しい!東府やResort&Spa-Izuで静岡を満喫しよう
今日は「東府やResort&Spa-Izu」に泊まってきた感想や、ぜひ体験してほしいものなど書いていこうと思います。
宿泊体験記をどこから書こうかと考えてたときに、ふと相棒が「東府やResort&Spa-Izuが1番好きだったなぁ」とつぶやいてたので、第1回目は「東府やResort&Spa-Izu」について書くことに決めました。
まずなんで東府やResort&Spa-Izuにいくことになったかというと、ずばり伊豆のエキスパートである先輩に『伊豆にいくなら、まずここはいくべき』とオススメされたので。そんなこと言われたら行くしかない!ということで相棒を連れて、いざ出発です。
1月26日 1日め
少し寝坊しちゃって焦りながら出発。首都圏に住んでいることもあって、東府やResort&Spa-Izuまでは車で2時間半ほどかかってしまいます。でも、この日は絶好のドライブ日和!助士席に乗ってるとうとうとしてしまうけど静岡に入った途端にこの富士山が。午後なのに綺麗に見えたので思わず写真を撮ってしまいました。もう少しで到着です。
館内散策へ
やっと到着しました。どこにあるのかわからないまま細い道を進んで行った先に看板をみつけて、テンションが高まってきました。玄関前に車をつけるとスタッフさんがすぐさま出迎えてくれます。大きな荷物を持ってもらったり車の駐車をしてもらったりと、既におもてなしがに素敵だなと感じつつ、いよいよ館内へ!伊豆の宿は普段あまり行かないので、新鮮な気持ちです。
ロビーに入るとスタッフのみなさんが笑顔で挨拶をしてくれて、とても気持ちがよくなりました。誰でもできることだけど、中には目を見て挨拶してくれない人もいるので、とっても大事なことです。チェックインはこの暖炉の近くのソファーで行いました。暖炉と木の調和、この時期にぴったりです。早くこの暖炉に火が灯らないかなーと楽しみにしてました。
このロビーの写真に写っているところには、お土産やさんとセルフサービスのフリードリンクがあります。お土産やさんを覗くと伊豆お土産や美味しそうなアイスがありました。またフリードリンクはお茶とお水が置いてあり、朝には野菜ジュースが用意されるようです。朝9時まで用意されているらしく、朝起きれなかった私は飲めませんでしたが。。。残念。
またこっちには選べる浴衣コーナーとライブラリー・お遊びスペースがあります。浴衣はお部屋にも備え付けがあるのですが、ここで好きな色浴衣を選ぶこともできます。私は青が好きなので、青い浴衣を借りていきました。またライブラリーには伊豆に関する本やその他いろんな種類があったので、暖炉の火が灯ったときに暖炉の前でゆっくり読んでいました。
さてロビーの外にも通路が繋がっています。写真の手前の階段を登ると右には歴史資料が置いてあるお部屋が、そして左手には貸切風呂の子宝の湯に繋がっています。個人的に歴史が好きなので、宿の歴史をきちんと展示してあったら必ず見ます。ちなみに東府やResort&Spa-Izuは徳川家康の側室であるお万の方にゆかりがあるので、「もしかしたらここを歩いてたのかな・・」と考えたりしながら見ていました。
歴史資料館の奥に行くと、お庭があります。そこにはお庭を眺められるように椅子が置いてありました。腰掛けてふと目の前にある立て札を見ると、そこはお万の方が腰掛けた岩であると表記が。なんだか一気にお万の方、そして江戸時代がすぐそこに存在するような感覚になります。お万の方は様々な困難に立ち向かって行った強い女性のようなので、自分もそんな強い女性になりたいなと少し思ってみたりしてました。
さあ、お部屋に向かいます。さっきまでいた玄関棟と宿泊棟が別なので、この廊下を通っていきます。片側はガラスがなくほとんど外なので冬はちょっと寒いですが、吉奈川のせせらぎを聴きながら景色を楽しみつつお部屋に向かいます。灯りがとてもいい感じなので、浴衣をきて写真を撮ると綺麗に撮れそうです。他の方も通る道なので、撮影する際は邪魔にならないように撮ってくださいね。
お部屋に行く通路の前に、ギャラリースペースがありました。ここでは作家さんの作品などが展示、販売されているようでした。陽の入り方がかっこよくて思わず写真を撮ってしまいましたが、ここで販売できるなんてなんだか羨ましい。実はその中に祖父の家の近くを描いたものがあり、ちょっと嬉しくなりました。私も美術の先生の血を受け継いでいるのに、才能が開花しなかったなあ。。。
お部屋に到着
お部屋につきました。ここは和室A ツインベット 川沿いという部屋で、窓からは吉奈川とさっきまでいたお庭が見えます。部屋の中に用意されているお菓子は最中だったのですが、それがまた甘くて美味しい。ベッドも広々としていて、寝返り打っても落ちない広さなのがいいですね。Reluxというサイトで予約したので、お部屋にReluxからのお手紙がありました!こんな気配りも嬉しいですね。
お部屋の近くに蔵が!!実はこれもお部屋の1つなんです。蔵自体はもともとあったものだそうで、有効活用されてました。また外にスイートルームとして蔵をお部屋に改築したものもあります。蔵のスイートにいずれ宿泊したいなーなんて隣をちら見しつつ、今回泊まるお部屋に急ぎます。
お部屋ですこし休憩したあとは外からへ散策に行きました。この先の左手にあるのは資料館です。お万の方と並び、この宿にゆかりがある唐人お吉という方についての資料が展示されてます。この方は下田港の開港の際に来日していたハリスの通訳として活躍されてた方です。有名な方ではなく一般人で歴史書にも出てきません。ただこの方もかなりの苦難を乗り越えられた方でこの地に2年ほど癒しを求めて滞在されてたようです。いろんな方がここに来られてたんです。
大正館 芳泉でウェルカムドリンクを
資料館を通り過ぎると、大正館 芳泉という建物が見えてきます。ここは昼食や喫茶で、宿泊しなくても利用することができます。じつは17時までであれば、宿泊者はウェルカムドリンクを楽しむことができます。コーヒーやお水などはもちろん、スパークリングワインやビールなどのアルコールも頼むことができ、しかもそれが無料のサービス!こんな嬉しいことはありません。相棒も運転の疲れを癒すために、スパークリングを飲んでました。
大正館 芳泉にはそれぞれ趣が異なる空間があります。まずカフェアールデコ。大正時代に流行したアールデコのような雰囲気です。私はなんとなく以前行ったフランスの美術館で見たような装飾だなーと感じてました。
階段の下に降りると一気に白い空間が。豪華なシャンデリアの下にはさまざまな趣向のいすや家具が置いてありました。
そしてミルクホール、こちらはどちらかというと落ち着いた雰囲気で、アンティークなものを置いてある大正浪漫のイメージでつくられてます。
今では作ることが難しい大正ガラスだそうです。大正館 芳泉は泊まらなくてもまた来たいなと思いました。
オレンジジュースやピーチティー、そして初めて飲んだ梅ジュースがセルフサービスで置いてありました。梅ジュースは少し酸っぱかったけど、美味しい。
この大正館 芳泉で1時間近く、アルコールとジュースを楽しみながら写真を撮ってました。写真に写ってる席は壁のくぼみにすっぽりはまる形であり、1番写真映えしそうだなーと思ってこの席を選びました。実際スパークリングワインと一緒に撮るといい感じに!写真好きにはたまらない空間です。
17時のラストオーダーまでいて、外に出ると辺りが暗くなってました。ライトアップされているのもまたいいですね。日帰りでも利用できるけど、やっぱり時間を気にせずゆっくりと過ごせるのは宿泊してる人だけの特権です。そろそろご飯の時間なので、部屋に戻ります。
ディナータイム
お部屋に戻る道に食事処「水音」が、そしてその外には暖炉や火が灯っているところがあります。ちょっと寒いのですがここから食事処を取るととっても良い写真が撮れます。食事処ではもうすでにお食事してる方がいて、お腹がすいている私たちは早く時間にならないかな!と話しながら帰りました。まだ時間があるのでお部屋でテレビを見ながらのんびーり待ちます。それにしてもご飯が楽しみ。
やっとご飯の時間!待っていました。睦月のメニューは美味しいお魚たちがたくさんでてきます。私は伊豆といったら外せない金目鯛の煮付けを、相棒はお刺身のアオリイカを楽しみにしてました。
前菜が出てきました。この中で特に私が好きだったのが手前の左側にある和牛の霜あえと、真ん中にあるイカの塩辛。大のお肉好きなので最後まで残してたのですが、やっぱり美味しい。味付けもちょうど良い。塩辛は少し辛めでご飯が欲しくなったけど、またそれも良い。私は好き嫌いがかなり多いタイプだけど、宿でだされる食事は基本的になんでも食べれます。それで何個か好き嫌いを克服してきました。誰得な情報ですが。。。
お刺身が出てきました。相棒お待ちかねのアオリイカ。普段あんま好き好んで食べないのに、なぜか食べたくなったそうです。食べた感想を聞くと「普段食べるイカの何倍も美味しい」とのこと。やっぱり宿の料理人さんたちがこだわりぬいた料理なので、美味しいはずです。私は食べた中で生鮪が好きでした。私自身、普段マグロを好き好んでたべないのに。。。宿の料理は不思議なものです。美味しく感じちゃう。
いよいよお待ちかねの金目鯛の煮付け!美味しい金目鯛が食べたいがために伊豆に行きたくて、ようやく実現しました。身がほろほろで、口の中に入れた瞬間とろける。金目鯛の旬は12月から2月なので、もう今の時期がまさに脂が乗った旬の時期!最高です。味付けも濃くなく薄くなく、2人で1匹だったので取り合うように食べてました。
そしてつぎはお肉!お魚もいいけど、やっぱりお肉が出ると満足度がグンッと上がる気がします。きたのは、静岡県産のお肉を使ったしゃぶしゃぶ。お肉は2種類あって、1つは愛鷹牛ロース。2つめは富士の国ポーク。どちらも美味しかったですが私は愛鷹牛ロースが好きだったので、最後まで大事に大事に食べてました。
美味しかった料理もこれで最後です。水菓子はフルーツと林檎のコンポート、そしてぜんざいでした。柿とイチゴは甘いし、コンポートも美味しいし、ぜんざいは好きだし。大満足のディナーでした。あとは部屋に帰って、お風呂に入って寝るだけ。
貸切風呂「子宝の湯」
貸切風呂にきました。ここは「子宝の湯」。お万の方が入って子宝に恵まれたと言われています。かなり広々としていて、大人が4.5人ははいれそうでした。無色透明で匂いも感じなかったのですが、ゆーっくり浸かって上がった後はお肌がしっとりともちもちになりました。家のお風呂に入りますが、やっぱり温泉に浸かってのんびりするのが一番です。
お風呂上がりにロビーを通ったら、暖炉に火が灯ってました!ということで、椅子に座ってお茶飲みながらのんびり。家にも暖炉欲しいなーって思いつつ、暖炉を欲する生活ももうすぐ終わると思うとなんだか寂しい気持ちになってきました。靴下履いてるから足が黄色く見える。。。
1月27日 2日め
朝になりました。カーテンを閉めずに寝てしまったのですが、心地よい陽のひかりで起きました。清々しい目覚め。テーブルの上にあるのは東府やResort&Spa-Izuや、系列の赤沢迎賓館が掲載されている書籍たちでした。日本全国たくさんいい宿はあるけど、1つ1つに想いがこもってて、どれも泊まってみたくなります。
朝食の時間
朝食の時間がやってきました。席に着くとひらがなが書いてある敷物が。なんて書いてあるのかなーとよくみてみると、「おはようございます」の文字が!小さな気遣いだけど、嬉しい。昨日とは違う席についたので外は見えなかっけど、ディナーのとき実は鹿が目の前の山に遊びに来ていました。自然に囲まれてるからこその出会いだなあ。
写真はご飯のお供たち。右の緑の器に入っている左側のお味噌が、ご飯によく合う。左上には湯葉だけど、湯葉大好きだから最後まで残してました。醤油をつけなくても味がついてて美味しかったです。お腹いっぱい朝ごはんを食べました。
敷地内の散策へ
朝ごはんのあとは敷地内の散策へ!玄関よりも少し奥に進むと、こんな通路が。なんだか京都とか古都の路地裏のような雰囲気が漂って来ます。ここの先には食事処があり、その奥に進むとちょっとした昨日行った歴史館の方に繋がっています。ちょっとした探検です。
さっきの路地を抜けると吉奈川にかかる橋があります。写真には写っていないけど、右後ろには昔走ってたアンティークな車の展示もされてました。この橋を渡って左手に、上へ登る道が続いてます。実は登山ができ、片道1時間弱くらいで山頂までいけるとのことです。
登り始めて15分、途中地点のしゃくなげ広場に来ました。5月の中旬くらいからしゃくなげが見れるようです!ただこの日は1月なのですっかり冬景色だったけど、あたたくなったらいいところなんだろうなーと思い、上に向かいます。
やっと頂上に!と言いたかったところだけど、少し道がぬかるんでてロングスカートで来てたもんだから、登頂は断念。一番上まで行くと、富士山が綺麗に見えるそうです。この日は雲がなく綺麗な富士山が見えていたそうです。その代わり下の様子がわかる場所を見つけて写真を撮ってみました。さっきまでいた歴史館の方や、大正館がはるか下に見えるなあ。
美味しいパンが食べれる、Bakery&Table
さあ、下におりて来て最後はベーカリー&カフェへ!ここは先輩にぜひ行くべきと言われて、朝食で少しお腹いっぱいだったけどお持ち帰りでパンを買おうということで来てみました。
カウンターのような席が人気なんだ、と思ったら実はここは足湯を楽しめる席でした。吉奈温泉のお湯を楽しみながら、美味しいパンを食べれるなんて。東府やResort&Spa-Izuならではだなと思いました。お昼の時間より少し前だったので、まだまだ空席がありました。
足湯の席からの景色はこんな感じです。前のプールがインフィニティーみたいな形になっていて、太陽のひかりを受けてキラキラと輝いてます。足湯は少しだけ入ったのですがこの時期に入っても体の芯からポカポカになり、上着の必要がなかったです。
パンを購入!気になってたカレーパンと、ぎゅうひ入りの抹茶パン。カレーパンは普段好き好んで食べないのですが、一口食べてきると「パリっ」といういい音が。実は米粉が使われているのですが、外には米粒が一緒に揚がっていました。それがいい影響で、パリパリといい音がしてきます。ぎゅうひの抹茶パンはなかなかぎゅうひが現れず不安だったのですが、食べ進めると出てきました。美味しい。
Bakery&Tableは、宿泊者ではない人も利用することができます。東府やResort&Spa-IzuもこのBakery&Tableから知る人も少なくないと思います。このあと帰ろうとしたら、どんどん車がきてこのBakery&Tableの駐車場に入って行きました。そこまで人気だったとは知らずにきて美味しいパンが食べれて幸運でした。
お見送りしてもらって、沼津観光へ
もう帰る時間です。名残惜しすぎて看板の前で写真を撮っていたら、スタッフさんが写真を撮ってくれました。女将さんのようて、とても素敵な笑顔で、車ででた後も見えなくなるまでお見送りしてくれてました。出た瞬間に戻りたくなったけど、今日は日曜日なので帰ります。悲しい。
帰り際、富士山と海が一緒にみたい!という願望を叶えることができる場所を探して、「千本浜」に行ってきました。なかなか富士山と海って一緒に見れないのに、こんな青空の下で写真撮れるなんて、嬉しすぎます。遠出するたびに富士山を見れてたのに、今度から見れなくなるなーという寂しさもありつつ、綺麗な海に囲まれる生活が今から楽しみです。
ランチタイム、お腹が空いたので漁港に行ってみました。奥の緑色の部分が千本松です。すごい高いところにいるけど、ここは沼津港の大型展望水門 びゅうおです。100円で上に登れるんですけど、すごいいい景色を楽しるのでおすすめです。
通路に椅子が置いてあって、日向ぼっこするのにぴったりでした。結局そこまでお腹が空いていないということで何も食べずに景色を楽しんでましたが、沼津もとても穏やかでいいところでした。
感想
総じて「いい旅」でした。天気も良く、美味しいものをたくさん食べたので、相棒も大満足だったようです。伊豆に旅行するのは今回で3回めだったけど、伊豆は海と温泉と緑に囲まれたいいところだということを改めて実感した旅でした。
東府やResort&Spa-Izuはどの世代が行っても、一緒にゆっくり楽しめる場所です。もっともっと書けばたくさんあるけど、実際に行ってみて体験して欲しいなー。